次世代型の新しい「サラリーマンモデル」が必要とされている時代

 

「次世代型サラリーマン」

 

IT企業の管理職として働きつつ、作家やイベントプロデューサーなどの活動を行ってきた自らのワークスタイルを、このように名乗ることにしてきた。

 

もちろん、「次世代型」なんて言葉を前面に出しているからには、自分なりの理念が存在する。

 

私は常に思っているが、

 

「サラリーマンという存在は会社から完全に束縛されている不自由な身であり、自分自身の可能性も狭めて生きなければならない」

 

という捉え方自体、すでに時代遅れだ。

 

もちろん会社員である以上、所属組織の中で与えられた機能を全うすることが最大の責務である。ディフェンダーがゴールを決めて誰よりも目立ちたいからと、チームプレーを捨て単独行動に走ったのではサッカーの試合にはならない。

 

だから、サラリーマンという立場を維持しながら個人としての自己実現を図っていくのは実に難しい。ある意味、価値観が相反することを同時に行うことになるからだ。

 

だが、それでも私はこのようなアプローチを自ら率先して実行し、世の中へ広げていくということに強い意義を感じている。

 

何故か。

 

もしも、あなたが所属している会社へ貢献したいと本気で考えているならば、なによりあなた自身が組織にとって「貴重な存在」にならなければいけない。

 

ところが、この「使える人材」の定義というのは、時代の変化によって大きく変わっていく。大した工夫がなくても右肩上がりで成長を続けるような市場など、すでにこの世に存在しない以上、周りから求められるビジネスパーソン像も当然、変わる。

 

社会全体の価値観が多様化している中、自らの中に幅広い見解を持っていなければ新しいビジネスを生み出すリーダーにはなれない。

「右向け、右」という命令に対して素直に聞くような人材は、所詮はメンバークラスからの脱却はできないのだ。

 

では、所属会社内だけの狭い活動を通じ、現代のビジネスシーンにおいて必要とされるスキルアップは実現できるのだろうか。私のメッセージの根幹は、まさにそこにある。だからこそ、「次世代型」なのだ。

 

「サラリーマンとして働いてはいるものの、人生このままでいいのだろうか」

「別に会社を辞めるつもりはないが、自らの能力を高めて自己実現を図りたい」

「会社の名前を借りずに個人として勝負したいけど、いきなり独立なんて」

 

そんな悩みを人知れず持っている人がいるのなら、私の生き方を通じて何かしらの刺激を与え続けたい。

 

「世の中の大半がサラリーマン。もっと元気にならないでどうする」

 

それが、メッセージだ。