会社組織のパフォーマンスを左右する大きな要素の一つは「中間管理職の能力」だと思っています。会社全体のビジョンと、実務を回す現場をつなげる、最も重要と言っていいポジションです。
ところが、実際の社会でその役割を担っている「アラフォー世代」に「まずい人」が実に多い。それが起業の動機の一つでもあります。
頭がいいとか、スキルがない、とかそういうことがまずいのではないのです。
「自分の言葉で喋ることができない」
のです。
自分で物事を判断する。
自分で意志決定する。
そして、自分の言葉で回りを説得し動かす。
その能力が欠けている気がするのです。いや、今までの現場経験から導き出された私なりの結論と言ってもいい。
だから、日本社会の生産性は低いのです。
マネジメントというのは、元々答えがないものです。だから、突き詰めていけば、
「俺はこう思うが、どうだろうか?!」
でいい。
リーダーは腹をくくって、いい意味で開き直ればいいのです。
責任から逃げない覚悟さえ見せれば、部下は必ずついてきます。
そうやってエネルギッシュに、かつスピーディーに舵取りをしていかないと、現代のビジネスに対応できる現場は作ることが出来ない。
でも、それができていない。
それは、中間管理職の責任といっていい。
この問題は幾ら勉強したって解決には繋がりません。
感情から導かれる「哲学」の部分が大きいからです。
この点にアプローチしていきたい。それが、これから始まる私の戦い。
まずは9月のシンポジウムで、社会にメッセージを発信するところからスタートです。