独立した後、自信を保つための言葉「俺は確かに小者になった。でも、弱者ではない。」

 

大きな資本を持つ会社から離れ、軽く吹くだけで遠くへ飛ばされてしまうような小さな小さな組織を立ち上げると、自分の中でどうしても「迷い」に近い感情が生まれてしまいます。

 

気持ちが折れそうになった時、私の頭の中には、この言葉を浮かべます。

 

「俺は確かに小者になった。でも、弱者ではない。」

 

「小者」も、「弱者」も、同じ意味のように聞こえるかもしれませんが、私にとっては全く別物です。

 

独立開業するということは、今まで積み上げてきた社会的ステータスは捨て、ゼロからスタートするということです。

 

昔の肩書きなど、全く意味はない。

 

もちろん、全てが無かったことになるかというと、そういうわけでもありませんが、少なくとも計算に入れてしまうと失敗することとなります。

 

事実、人間関係もがらっと変わります。

 

そして、サラリーマン時代のステータスというのは、所詮は「会社の看板を借りていただけ」であり、自分一人の身になった瞬間、実に弱い立場になったのだなと再認識することになるのです。

 

当然、自信を失ってしまう。そういう瞬間に何度も遭遇します。

 

でも、まさに「自己を信じること」ができなくなると、新たな道を開拓していくパワーなど、内から生まれるわけがありません。

 

よって、先ほどの言葉に行き着くこととなるのです。

 

自分は確かに「小者」になった。でも、「弱くなった」わけではない。

たくさんメシ食って、また大きくなればいい、と。