「努力」にも、「センス」が必要。その点を誤ると、大変なことに なる。

「全く努力なんかしていないんだよね〜」

と、こちらが心配に思ってしまうくらい開き直っている人よりも、

「俺はこんなに毎日、努力しているんだ!」

って熱く力説している人の方が心配です。

というか、危険です。

他人から、

「努力している」

と言われてしまうと、「もっと頑張れ」とはなかなか言いづらいものです。その努力を本人が正当化しているなら尚更。

ですが、ちょっとドライな言い方をすると、「努力」にも「センス」が必要なのです。

私は独立後、その点を常に肝に命じています。

特定の分野について確かな技能をお持ちでありながら、あまりビジネスが順調に推移していない個人事業主や経営者の方を何名も知っています。

で、そういう方って大抵、「自らの努力を自慢したがっているのかな?」って感じるような話し方をされるわけです。

当たり前の話すぎますが、「結果に繋がらない努力」は、全くもって意味がありません。

会社員なら毎月サラリーが入ってくるかもしれませんが、独立した後は売上以外で手に入るキャッシュはない。

そうすると、「努力をしたかどうか」の前に、「何に対して努力すべきか」を冷静に見極め、戦略的に組み立てる能力が必要となってきます。

それが、私の言葉では「センス」という表現になるのでしょう。

「努力していること」を、必要以上に語っている人と付き合うのは危険だな、と最近感じています。

何故なら、その方は「ビジネスの本質を理解していない」と自ら言っているのと同じだからです。