「いじめられっ子」を救う為に必要なものは、安っぽい慰めの言葉ではない
僕は小中学校通じて、ずっといじめられっ子で。
どこにも逃げ場がなく、明日も今日と同じ一日がやってくる。
そう考えるだけで、生きていく希望が全く持てない。そんな状況でした。
「いじめられっ子」の気持ちは、「いじめられっ子」にしかわからない。
だから、安っぽい慰めの言葉なんて、全く意味が無いんですよ。
あの時の僕にそんなことをしたって、絶望が増すだけだから。
大人になった僕から、子供の頃の僕にアドバイスをするのだとしたら、ただ一つ。
「キミが思っているよりも世界は広い」ってことを、実感を込めて伝えてあげることなんだろうなと思う。
それは、情報を発信することで誰にでも確実にわかること。
だからね、もしも同じような状況で苦しんでいるのであれば、無理して学校になんていかなくていいから、「思いの丈」を、ただ発信してみたらいいと思う。
散文でいい。憎しみだけの言葉でもいい。
きっと、伝わる相手がいる。
そして、その瞬間、きっと救われる。
自分の視界に入ってくるものだけが、全てではないのだと知るから。
「半径数kmの世界」だけしか知らずに、生きることを諦めることもないだろう。