「勝負」には、2種類が存在する。
そのことを理解できているかは、とても重要なこと。
一つは、「自らの意志とは関係なく、誰かから与えられた勝負」
もう一つは、「自らの意志で、仕掛けていく勝負」
どちらも「勝負」には違わないが、本質的な意味はかなり違う。
前者の勝負は「絶対に勝たなければ」ならない。
なぜなら、負けることには何の意味もないから。
でも、「後者の勝負」であれば、たとえ負けたとしても十分価値がある。
「自らの成長」という、リターンを得ることができるから。
このことを、多くの人が理解してほしいと思う。
そうでなければ、自ら積極的にリスクを取ろうという新たな世代が生まれてこない。
リスクなしでリターンを得られるほど、世の中は甘くない。
「自ら厳しい勝負を仕掛ける」という姿勢を持ち続けることで、必ず人は強くなれる。その強さは、必ず自分の元にリターンとして返ってくる。
僕自身、芸能界時代には地獄のような日々を10年間送ってきた。でも、そこでの勝負は自ら求めてきたものであり、誰かから与えられたものではない。
そこでの経験は、誰にも負けないエンジンとして自分の内に残った。でなければ、未経験でIT業界の技術者になった後のストーリーが説明できない。
そうだ、現代の教育現場に真に求められているものは「ストーリー」
歩んできた日々を、もっと若い人達に伝えたい。伝えなければならない。
テレビのゴールデンタイムにスマホゲームのCMが流れるような時代だからこそ。
本当に得たい物があるなら、逃げるな。
誰に言われなくとも、自ら戦いを挑め。