43歳にして、武士道と向き合ってみる

 

勝負の40代も早いもので3年が経ち、「なんか記念になるようなことがしたいなぁ」と思っていたので、前から興味があったスタジオで撮影を行ってみることに。

 

いろんな選択肢がありましたが、今撮るならやはり「真田丸」でしょう。

 

テレビドラマの着付けも担当されているという方に手ほどき頂き、当時の武士の身なりになってみると、普段は味わえないような感情が芽生えます。

 

 

 

収録時に使用しているという甲冑は20kg以上の重さがあり、100万はくだらないとのことでした。あまりに高価なので、俳優が装着するシーンはかなり少なくなってきたとのこと。こんな裏事情を聞くのも僕にとっては有意義。

 

刀は本物としか思えない作りとなっており、これを手に持つだけで「当時の武将は、常に死を意識しながら生きていた」という事実と向き合うことになります。実際、そのようなエピソードについても幾つか伺いました。

 

 

 

一度の生涯を通じて、成し遂げるべきものとはなにか。40代で討ち死にしたと言われている真田幸村は自分の人生に悔いはなかったのか。いろんなことを考えてみます。

 

 

 

そもそも、僕が何故、このような撮影に挑んでみたかというと。

 

「男の色気とは、つまりは殺気である」

 

と普段から考えていたからです。普段からピリピリしている男はカッコ悪いが、いざという時にナメられる男はもっとカッコ悪い。

 

優しいだけの男なんて、価値がない。

 

だからこそ、常に侍に対しては憧れがあったわけで、武士道と向き合うような準備が自分の中で整っているか。それは自問自答していました。

 

思えば裸一貫で勝負を仕掛けてから3年、何とか生き残ることができたわけで。あんまり人様に言うことじゃないですが、そりゃ起業っていうのは、荒野を一人で彷徨うようなものです。

 

そんな3年間を積み重ねてきた今、もうそろそろ、やってみてもいいのではないかと感じて「挑んでみた」わけです。僕にとってはただの撮影ではありませんでした。

 

お陰様で良いエネルギーチャージになったようです。関係者の皆様、ありがとうございます。

 

ちなみに「京都で撮ったの?」と聞かれることが多いですが、実は渋谷のスタジオで撮りました。こんなところも面白い。実際、外国人観光客に大人気みたいですよ。

 

ご興味のある方、一度如何でしょう。店長さんも気さくで良い方ですし。男として、一度は甲冑を身に付けてみるのも悪くない体験です。ドラマでも実際に使用しているものらしいので、重厚感はハンパないって!

 

【サムライアーマーフォトスタジオ】
http://samurai.bz/studio.html

 

改めまして10月4日に43歳となりました。今後も守りに入ることなく、新たな戦へ挑みたいと思います。40代にして、一気に男を上げた真田幸村のように。

 

 

 

ま、僕は勝利するまでは死なないけどね(きっと)