転職希望でも、そうでなくても。「職務経歴書」は定期的にアップデートしましょう
私は今まで、幾つかの転職を経てキャリアアップしてきました。
その経験を通じて、強く確信していることがあります。
「職務経歴書は、必ず定期的にアップデートするべき」
です。
新卒で入社し、一度も転職経験がない方は「職務経歴書」を作成するというケース自体と向き合ったことがないかもしれません。
ですが、それは「相当危険なこと」であると私は考えます。何故なら、「自分の市場価値を冷静に分析することができない」からです。
どの会社で何年勤めたか。それは貴方の真の市場価値には直接的に繋がりません。
「どのような業務を通じ、どのような実績を残してきたか」
これが大事なのです。
所属組織の状況が変わり、一気に必要に迫られ、初めて職務経歴書を作成してみる。すると、今まで自分では積み上げてきたと思っていた業務上の実績が、市場が求めているものと違っていることに初めて気づく。
結局のところ、ビジネスシーンは需要と供給のマッチングに過ぎません。そこにズレが生じていると、根性ではどうにもならない。
特に30歳を過ぎている方、要注意ですよ。
現時点において所属している会社から移ることなど全く考えていないとしても、職務経歴書だけは常にアップデートしておきましょう。
私は今でも毎年、必ず更新しています。
すると、見えてくるものがあるのです。
「今のままを続けていて、私の市場価値は維持できるのか。今後、高くなっていくのか?!」
と。
どんなに苦労して大会社に入ったとしても、「あなたのキャリアを会社が保証してくれる」わけではありません(むしろ、大会社の方が一個人に対しては無頓着だと思います)
自分のことは、自分でプロデュースする。
そんな姿勢が求められる時代となりましたね。